
こんにちは。LIGhomeの山村です。
今日は、現場でふと感じた“音のやさしさ”について、ちょっとだけお話しさせてください。
ある日、完工直前のチェックでお客様の家に入ったときのこと。
玄関に一歩入った瞬間に「あれ?」と立ち止まりました。
――やけに、静かなんです。
もちろん、作業は終わって誰もいない状態でしたが、それだけじゃない。
床を歩く音、ドアの開け閉めの音…全部が“やさしい”んです。
しーんとしているのに、どこか安心感がある。
「この感じ、なんだろう?」と不思議な心地よさがありました。
✅静けさに包まれた現場で、ふと気づいたこと

そのときふと思い出したのが、工事中の打ち合わせで奥さまが言っていた一言でした。
「うちの子、すごく元気で…。マンションの時は足音で下の階に怒られてばかりで」
実際、子育て世代の方からこういったご相談をいただくことは多いです。
子どもの元気さはうれしい。でも、周囲に気をつかいすぎると、親も疲れてしまう。
そこで、今回は設計段階から“音”への配慮を入れてもらい、
■2階の子ども部屋をリビング直上に置かない間取り
■床材に防音材をプラス
■ドアは静音仕様
という工夫をしていきました。
――正直に言うと、現場の手間はちょっと増えます(笑)
でも、完成したこの“音のやさしい空間”に立ったとき、
「ああ、これは報われるな」って自然に感じたんです。
✅お子さんの足音と、家づくりの本音
「音って、設計図には描けないんですよね」――これはある設計士の言葉。
ほんとうにその通りで、壁の厚みや断熱材の種類、床の組み方、扉の素材…
どれも図面では分からない“感覚の快適さ”につながっているんです。
例えば:
■夜中、そっとトイレに行くときの足音
■洗い物の音が、隣で寝ている赤ちゃんに届くかどうか
■2階の物音が1階でのんびりしてる時間を邪魔しないか
こうした小さな“音の気づかい”が、家の中での心の余裕につながっていくんだと思います。
✅音のストレスは、図面では見えない。だからこそ現場で考える

もうひとつ印象に残っているのが、ピアノを習っているお子さんがいるご家庭。
「練習させてあげたいけど、ご近所迷惑が心配で…」という奥さまの想い。
防音室をつくるほどではないけれど、音をやさしく吸収してくれるような素材や工法を、
設計士・大工さんと一緒に相談してつくり上げていきました。
その引き渡しの日、ご主人がぼそっと言ったひとこと。
「子どもが思いきり音を出せる家って、ありがたいですよね」
…なんか、ジーンときました。
お子さんの音を「迷惑」じゃなく「日常の風景」として包み込める家。
それって、“家族にとっての安心”だと思うんです。
✅「音を気にせず暮らせる家」を叶えた、もうひとつの物語
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
もし今、「なんとなく家の中で落ち着かない」と感じている方がいたら、それは“音”かもしれません。
■子どもの足音が気になる
■お風呂の音が寝室まで響く
■階段の踏み板がカンカン鳴る
日常のこうした音が、知らず知らずのうちにストレスになっているケースって、意外と多いです。
LIGhomeでは、図面だけでは伝わらない「音のやさしさ」も大切にしています。
現場では、こんな工夫をしています:
■階段の下に遮音素材を追加
■排水音を吸収する配管カバーの施工
■建具やドアのソフトクローズ化
■収納や廊下を“音のクッションゾーン”に配置
こういうのって、本当に小さなこと。
でも、住んでから「そういえば気にならないな」と思っていただけたら、現場としては本望です。
✅家にも“性格”がある。音から見えてくる、暮らしのカタチ
先日、奥さまが最後にこう言ってくれました。
「この家、音が優しいんですよね」
私、この言葉に弱いんです。
頑張ってよかったなって、心から思えた瞬間でした。
家にも“性格”があると思います。
■シャキッとした音の家
■やわらかく包み込む音の家
■どこか懐かしい、静けさのある家
どんな性格の家が、あなたやご家族に合うでしょうか。
もし「静かな家に住みたい」と思っているなら、
それは“音が静か”というより、“心が静まる家”を求めているのかもしれません。
今日はそんな、音と心のちょっとした関係のお話でした。
ご相談はお気軽にどうぞ!
リグホームでは、これから家づくりを始める方向けに無料相談会や勉強会を実施しています。
土地探し・資金計画・間取りの考え方など、どんなことでもご相談いただけます。
「ちょっと話だけでも聞いてみたいな…」という方も大歓迎です。
まずはお気軽に、話すところから始めてみませんか?
