
こんにちは、リグホームの三浦です。
「理想の間取り、ずっと考えてるんですけど…なかなか決まらなくて」
そんな声を聞くたびに、私たちは“あのご家族”のことを思い出します。
雑誌で見た回遊動線、SNSでバズっていた収納アイデア、友人宅の書斎の形——。
たくさんの情報を集めて、たくさん悩んで、それでもなぜか一歩が踏み出せない。
今回ご紹介するのは、「理想」にとらわれていたご夫婦が、
“本当に大事なこと”に気づいた瞬間の物語です。
✅家づくりで“迷子”になってしまう瞬間とは?
「間取りの理想を語るのは楽しい。でも、そこからが進まないんです」
最初の打ち合わせでそう語ってくれたのは、小牧市にお住まいの共働きご夫婦。
お子さんはまだ幼く、夜は2人とも帰宅が遅め。週末も家事と育児に追われる日々。
ご夫婦が抱えていた悩みはこんなものでした。
- ■理想がありすぎて優先順位がつけられない
- ■夫婦で意見が噛み合わず、何度もやり直しになる
- ■第三者のアドバイスが欲しいけど、誰に聞いたらいいかわからない
「一番よくないのは、話すたびにお互い“譲り合い”になって、結果どちらも納得できないパターンなんですよね」
ご主人のこの一言が、状況を象徴していました。
✅理想の間取りに潜む“落とし穴”とは?

なぜ「理想の間取り」が判断を鈍らせるのか
SNSや住宅雑誌に出てくる「素敵な間取りたち」。
でもそれらの多くは、生活スタイルや家族構成が違うケース。
- ■片付けが苦手なのに“見せる収納”を選んでしまう
- ■平日は在宅しないのに“中庭を中心に据えた設計”に惹かれる
- ■家族の生活時間がズレているのに“寝室はまとめて配置”してしまう
いわゆる“理想的”とされる間取りも、実際の暮らしとは合わないことが多いのです。
よくある誤解と後悔
- ■「ランドリールームを大きく」→洗濯導線が複雑になって使いづらい
- ■「玄関横に大容量収納」→実際には動線が遠くて物が溜まる
- ■「子ども部屋を広く」→結局リビングで過ごす時間が長い
ご夫婦は次第に、“どこかで見た間取り”ではなく、“自分たちの暮らし”に目を向けはじめました。
✅意見が合わない時こそ、「暮らし」をすり合わせるチャンス
間取りの悩みの多くは、“夫婦の価値観の違い”から生まれます。
奥さま:「私は洗濯動線がとにかくストレスで…」
ご主人:「僕はどちらかというと、夜遅く帰っても静かに過ごせる空間が大事で」
このように、目的もストレスも“違う方向”を向いていることが多いんです。
そんな時に私たちが大切にしているのは、「図面を描く前の会話」です。
- ■一日の流れを、朝から晩まで一緒にシミュレーション
- ■ストレスを感じる場面と、心地よさを感じる瞬間を言語化
- ■2人の優先順位を“同じテーブルの上”に並べて比べる
この作業を通して、ご夫婦の間にこんな気づきが生まれました。
「お互い“譲っていた”つもりだったけど、“すれ違っていた”んですね(笑)」
✅“第三希望の間取り”が、一番しっくりくることもある

最終的におふたりが選んだ間取りは、当初想定していたプランとはまったく違うものでした。
- ■キッチン→独立タイプではなく、半開放のL型
- ■洗面所→2人並べるカウンター+朝用と夜用の動線を分離
- ■寝室→夜勤と日勤で生活時間がズレるため、完全にゾーニング
「最初に考えていた“オシャレな回遊動線”はなくなったけど…
この間取りにしてから、夫婦のケンカが減った気がします」
そう笑いながら話してくれたご主人の表情が、とても印象的でした。
✅まとめ|“理想の共有”より、“暮らしの理解”を
■今回の要点
- ■「理想の間取り」に縛られると、かえって判断できなくなる
- ■SNSや事例は“参考程度”で十分
- ■ご夫婦で“本音を言える場”が家づくりの第一歩
- ■図面よりも“会話”が優先されるプロセスが重要
- ■LIGhomeでは「第三希望が一番しっくりくる」家づくりを提案
■次の一歩に向けて
「理想の間取りって、結局どこにあるんだろう?」
そう思ったあなたにこそ、私たちと“言葉にする時間”を持ってみてほしいと思います。
もしよろしければ、一度相談にお越しください。
図面ではなく、“会話からはじまる家づくり”を体験してみませんか?
下記より無料相談をご予約いただけます。お待ちしています。
