
こんにちは、リグホームの三浦です。
9月も後半に入り、朝晩の空気に少しずつ秋を感じるようになってきましたね。
気づけば秋分も過ぎ、これから日が短くなっていく季節です。
さて、この時期になると地域のお祭りや収穫イベント、神社での催しごとなどが増えてきます。
そんな場でふるまわれる「甘酒」、実は今の季節にもぴったりなんです。
「甘酒=冬の飲み物」と思われがちですが、江戸時代では“夏バテ対策の栄養ドリンク”として夏の季語になるほど、通年で親しまれてきた存在。
そこで今回は、甘酒の栄養と魅力、そして後半は「家の顔」である“表札”の話をお届けします。
秋の夜長に、ちょっとまじめで、ちょっと面白いお話をどうぞ。
✅甘酒は2種類ある? 酒粕と米麹、それぞれの特徴

ひとくちに「甘酒」と言っても、実は大きく分けて2種類あるんです。
- ■酒粕タイプ(アルコールあり)
- ・酒の副産物である「酒粕」+砂糖+水で作る
- ・アルコールを含むため、子ども・妊婦・運転前は注意
- ・ビタミンや食物繊維が豊富で美肌・疲労回復効果
- ■米麹タイプ(ノンアルコール)
- ・米と米麹を発酵させて作る
- ・自然な甘みがあり、砂糖不要
- ・酵素が生きていて、腸活・代謝UP・ダイエット向き
最近ではおしゃれなカフェやスーパーでも、米麹甘酒が手軽に手に入るようになりましたよね。
個人的には、朝の一杯に「冷やし甘酒」を少し薄めて飲むのが好きです。
腸が目覚める感覚、ぜひ体験してみてください。
✅甘酒の栄養と効能、知っておきたいこと
「飲む点滴」とも言われる甘酒。実際のところ、どんな栄養があるのでしょう?
- ・ブドウ糖:即効性のあるエネルギー源
- ・オリゴ糖:腸内の善玉菌を増やす
- ・ビタミンB群:代謝を助け、疲労回復や肌ケアにも◎
- ・アミノ酸:美肌・免疫サポート
- ・食物繊維:便秘解消にも
米麹甘酒には酵素(アミラーゼ・リパーゼ)も豊富。脂肪分解や糖代謝に働きかけ、内臓脂肪にもアプローチしてくれるそうですよ。
ちなみに、加熱しすぎると酵素は壊れてしまうため、温めるなら60℃前後がベストです!
- ■いつ飲むのが効果的?
- ・朝…基礎代謝UP・便通促進・エネルギーチャージ
- ・夜…肌の再生・安眠・疲労回復
「甘酒ってクセがあって苦手…」という方は、豆乳やヨーグルトに混ぜたり、料理にアレンジするのもおすすめですよ◎
✅さて、家の“顔”といえば?そう、表札の話です
「おうちの表札、どんなデザインにしますか?」
これは、実際にお施主様とのお打ち合わせでもよく出る話題です。
特に外構が仕上がる終盤、おうちの印象を決める重要なポイント。
「家の顔」とも言える存在ですが、意外と知られていない“表札の歴史と役割”について、今回は深掘りしてみましょう。
✅表札の歴史は、思ったより新しい?
江戸時代──庶民に苗字がなかった時代には、表札は存在しませんでした。
「甚兵衛さんの家はどこ?」「あそこよ」と、近所は顔見知りが当たり前。
住民リストが張り出された長屋のような暮らしでは、表札は必要なかったのです。
それが一変したのは、明治4年。
戸籍法が制定され、庶民も正式に苗字を持つようになったこと。そして同年に郵便制度がスタートし、郵便物を届ける“目印”として表札が広まっていきました。
大正12年の関東大震災では、多くの人が仮住まいを余儀なくされ、「誰がどこに住んでいるか」を示す手段として表札が一気に浸透したと言われています。
✅素材もデザインも、ここまで進化してる!

昔は木製が一般的だった表札も、今では選択肢がたくさん。
- ・天然石(御影石・大理石など)
- ・陶板・タイル
- ・アルミ・ステンレス・真鍮
- ・強化ガラス・アクリル
書体も「筆文字」「ローマ字」「家族名入り」など自由自在。
なかにはペットの名前や、趣味・アイコンを入れる方もいらっしゃいます。
表札=ただの名前表示、ではなく
「我が家らしさ」を表現するアイテムになってきています。
✅海外では?表札文化の有無
欧米では「個人情報の保護」が重視されているため、個人名を家の前に掲示する表札文化はほとんどありません。
その代わり、住所表記(番地+通り名)が整備されていて、誰の家かは郵便番号や番地で分かる仕組みです。
京都の「○○通り××東入ル」のように、通り名で位置を把握する文化は、日本でも一部地域で残っていますね。
✅防犯とプライバシーの意識も大切に
「表札って、防犯的に大丈夫ですか?」
最近ではこんな声も増えてきました。
たしかに、家族全員の名前を記載すると、思わぬリスクになることも。
- ・不在時の空き巣被害
- ・訪問営業や詐欺ターゲット
- ・子どもの名前が悪用されるリスク
そんな背景から、最近では「苗字だけ」「表札なし」「表札は裏手に」というケースも増えています。
ただ、マーキングや落書きなどは“表札がなくても”されることがあるため、こまめな玄関まわりのチェックが大切です。
また、表札の材質・取り付け位置・照明とのバランスによっても印象が大きく変わるため、気になる方は設計士や外構担当と相談してみてくださいね。
✅まとめ|表札も甘酒も、“個性と整え”が暮らしを豊かにする
- ・秋は甘酒が美味しくなる季節!
- ・米麹甘酒はノンアル&酵素たっぷりで腸にも肌にも◎
- ・起床後や就寝前が効果的な飲み方。
- ・表札は“家の顔”。歴史と個性を宿すアイテム
- ・防犯やプライバシーに配慮しつつ、自分らしさを楽しむ選び方を
リグホームでは、お家のデザインだけでなく、こうした細やかな部分まで「らしさ」が表れるようなご提案を大切にしています。
“気持ちよく暮らす”って、見えないところや、ちょっとした工夫の積み重ねだったりしますよね。
ぜひ秋の住まいと暮らし、楽しんでください。
それでは、また!
