こんにちは、リグホームの三浦です。
今日は少しだけ、「家の構造」のお話をさせてください。
…と言っても難しい話ではありません。テーマは、「どうしたら家が地震や台風に強くなるのか?」という、とても身近な内容です。
きっかけは「見えない部分が心配です」という声から
あるご相談の中で、お客様からこんな言葉をいただきました。
「間取りや外観はイメージが湧くんですけど、“構造”って実際どうなってるのか全然わからなくて…。地震とか、大丈夫なんでしょうか?」
これ、すごくよくわかります。
完成した家を見れば、デザインや設備の違いは一目瞭然。
でも、柱の太さや床の強さ、耐震構造がどうなっているかまでは、なかなか見えませんよね。
リグホームでは、そういった**“見えない安心”の部分にこそ力を入れたい**と思っています。
その中のひとつが、今回ご紹介する「剛床(ごうゆか)工法」です。
剛床工法とは?ざっくり言うと「床の耐震力を高める仕組み」
剛床工法とは、簡単に言えば「床そのものを一体化させて、建物全体を強くする工法」のこと。
一般的な木造住宅では、柱と梁の間に合板などを貼って床をつくるのですが、
この**「床の強さ(剛性)」**が弱いと、地震や台風などの横からの力(=水平力)が加わったときに、家がねじれてしまう可能性があります。
たとえば下の図をご覧ください。
【画像挿入】
■ 上のイラスト「剛床なし」の状態では、床の剛性が低いために、横からの揺れに対して家がねじれやすくなっています。
■ 一方で、下の「剛床工法」では、床面全体が構造的に一体化されているため、建物がしっかりと揺れに耐えることができるんです。
この「ねじれにくさ」が、地震のときの被害を大きく変えます。
約3倍の強度。見えない部分だからこそ、徹底的に。
リグホームではこの剛床工法を標準仕様として採用しています。
従来の工法と比較すると、なんと約3倍の床剛性が確保されるという検証結果もあります。
■ 家全体がグラグラせず、しっかりと粘り強く揺れに耐える
■ 長年暮らしても、床鳴りやねじれが生じにくい
■ 台風や突風などの風圧にも安心
これらはすべて、“暮らしの土台”が強いからこそ得られる安心です。
目に見えるキッチンや外観のオシャレさだけでなく、
「安心して暮らせる構造であること」も、家づくりではとても大切なポイントだと私たちは思っています。
「構造見学会」では、この“見えない部分”を実際に見られます
「本当にその床が強いのか、どうやって確かめればいいの?」
そんな疑問をお持ちの方におすすめなのが、構造見学会です。
完成してしまうと見えなくなる柱・梁・剛床の施工状態などを、
実際の現場でご覧いただけます。
✅ 剛床ってどう施工されているの?
✅ 金物の取り付け方や、構造計算の内容は?
✅ 実際にどんな木材が使われているの?
そんな素朴な疑問に、現場でしっかりお答えします。
私たちも、構造の大切さを“肌で感じて”いただけるこの見学会が大好きです。
最後に|見えない部分に、いちばん大きな価値がある
家づくりは、目に見えるものだけで決める時代ではなくなってきています。
むしろ、「何十年先まで家族を守る土台」に、どんな構造を選ぶかがとても大切です。
剛床工法は、そんな“見えないけれど確かな安心”を支える存在です。
リグホームでは、こういった構造のこともわかりやすく・ていねいにご説明することを大切にしています。
気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。