
【小牧市】この“ちょっと奥まった場所”、夫婦ふたりの心が落ち着く空間でした
─ リビング続きの“隠れ読書スペース”という選択
こんにちは、リグホームの三浦です。
今日は、家づくりの打ち合わせ中に「え、それってアリなんですね…!」と驚かれた、あるご夫婦との会話をもとに、暮らしの中の“静かな心地よさ”についてお話しさせてください。
✅リビングの横にベビーベッド その先にあった「意外な居場所」

初回のご相談時、奥さまはふとこんな話をされました。
「今はアパートで、リビングにベビーベッドを置いてて…もう生活がぜんぶ一緒なんですよ。
もちろん楽しいけど、私も夫も、どこか“気持ちを切り替える場所”がほしいなって思ってて」
その後、何度か打ち合わせを重ねるうちに、あるプランにご夫婦の目が留まりました。
それは、リビングの奥に“ほんの少しだけ奥まった”2畳ほどのスペースをつくった間取りでした。
最初は収納にするつもりだった場所。でも、その空間を「隠れ読書スペース」に変えた事例を見て、奥さまがふと笑ったんです。
「……これ、すごくいいかもしれない」
それからはもう、早かったです(笑)。
「椅子置ける?」「カウンターがあれば夫婦で使えるかも」「窓、あった方がいいですか?」
と次々に質問が出て、最終的には“ふたりのための心が落ち着く場所”としてプランが完成しました。
✅子どもの変化に、夫婦の時間 暮らしは変わり続けるから

お引き渡しから半年ほど経って、点検でおうかがいしたときのこと。
奥さまが小声でこう言いました。
「読書スペース、いま夫婦どちらかが“交代で仕事”してる場所になってて(笑)でもすごく集中できて助かってます。子どもが寝た後、ふたりで並んでお茶飲むこともあって…
ああいう空間、つくってもらえてよかったです」
そのとき、お子さんはベビーベッドを卒業して、今はリビングのおもちゃ棚の前で積み木に夢中でした。
小さな変化の連続。だけど、その変化に“余白”で応えられる家って、きっと長く愛せるんだろうなと感じました。
✅“隠れスペース”をつくる意味とは?
こんにちは、設計担当の山村です。
ここからは、設計の立場から「心のゆとりにつながる小さな空間」についてお話しします。
✅家の中にも“気持ちを切り替えるスイッチ”を
たとえば共働き家庭。
1日中フル回転の中で、オンとオフの切り替えが難しいという声をよく聞きます。
小さな「こもり空間」がもたらす3つの変化
■ 夫婦それぞれの“ひとり時間”が自然に生まれる
■ 「ここだけは散らかさない」という“心のよりどころ”になる
■ 子どもが成長しても用途が変わりながら使い続けられる(=長寿命設計)
よくあるのは、2階にフリースペースを設けるパターンですが、
実はリビング続きに“半個室”で設ける方が、子育て世代には断然使いやすいんです。
✅「ちょっと奥まった」が大切な理由
今回のプランでは、リビングの一角を少しだけ凹ませて、壁で視線を遮るように設計しました。
“隠れ家感”を出すには、以下の要素を取り入れています。
設計のポイント
■ 床はリビングと同一仕上げ(空間の一体感)
■ あえて天井高を抑え、こもり感を演出
■ カウンター設置で、作業や読書にも対応
■ 採光窓は小さめに、直射ではなく「やわらかい光」設計に
これにより、子どもが寝たあと、夫婦が並んで本を読んだり、
在宅ワークにも活用できる“柔軟性のある空間”になりました。
✅余白=贅沢 だけど、設計で叶えられます
「こんな小さなスペース、もったいないかな…」
家づくりの予算や面積には限りがあるからこそ、そう感じるのも自然です。
でも実は、「この空間があるから家が好きになった」という声が多いのも事実です。
これは、数字に出ない“暮らしの質”を高める空間。
わたしたち設計士は、家の性能や機能だけでなく、
住む人の「感情」と「時間」の流れまで設計することが仕事だと考えています。
家のどこかに、ほっとできる“静かな居場所”を。
その余白があるだけで、毎日の心地よさは変わります。
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