こんにちは、リグホームの山村です。
「朝起きると頭が重い」「子どもが夜になると咳き込むようになった」
「在宅ワーク中、なんとなく集中できず、ぼーっとすることが増えた」――
こんな身体のサイン、もしかしたら**“家の中の空気”**が原因かもしれません。
近年、高気密・高断熱住宅が主流になり、家の断熱性能や耐震性能に注目が集まる一方で、**“空気の設計”**に関しては後回しにされがちです。
しかし、実はこの空気の質が、家族の健康状態に大きな影響を与えているのです。
■「換気不足＝カビ」ではない。本当に怖いのは“見えない健康被害”
「換気が悪いとカビが出る」――これは間違いではありませんが、それだけでは不十分です。
実際に現場で私たちがよく耳にするのは、こんな症状です。
■ 夜になると子どもが咳き込むようになった
■ 花粉症が家の中にいても改善されない
■ 朝起きたときにだるさが取れない
■ 空気が重く、生活臭がずっと残っている
■ ペットのニオイが取れずストレスを感じる
■ 仕事中に頭がぼんやりすることが増えた
こうした状態は、病気ではないけれど「なんとなく体調が悪い」「薬を飲むほどではないが毎日がしんどい」――
そんな、“不定愁訴”と呼ばれる状態です。
そしてその原因が、実は住まいの空気環境にあるケースは少なくありません。
■“汚れた空気”が身体に及ぼす6つの悪影響
室内の空気環境が悪化すると、以下のような健康被害が生じやすくなります。
■【湿気・カビ】
カビが繁殖すると、胞子が空気中に漂い、呼吸器トラブルや皮膚トラブルを引き起こします。
■【ダニ・アレルゲン】
湿気がこもった家ではダニも繁殖しやすく、アレルギー性鼻炎や喘息を悪化させる原因に。
■【二酸化炭素の蓄積】
窓を閉め切った部屋ではCO2濃度が高くなり、集中力の低下や頭痛、イライラの原因になります。
■【化学物質（VOC）】
家具や建材から発生するホルムアルデヒドなどは、シックハウス症候群の要因として知られています。
■【臭気の滞留】
生活臭・料理臭・ペット臭などが排出されずに室内に残ると、不快感と精神的なストレスを誘発します。
■【PM2.5・花粉】
外気をそのまま取り込む換気では、微細な有害物質が室内に侵入するリスクがあります。
特に小牧市・春日井市・北名古屋市のような内陸性気候エリアは、湿度が高く風が抜けにくいため、空気がこもりやすい傾向にあります。
そのため「換気不足による不調」は、この地域で暮らす方にとって無関係ではないのです。
■「換気設備をつけたから安心」ではなく、“どう流すか”までが設計
24時間換気システムは、2003年以降すべての新築住宅に義務化されています。
しかし「付けただけ」で効果があるとは限りません。
大切なのは、住む人の暮らし方に合わせて空気の流れを設計することです。
■ 共働きで日中留守 → 自然換気に頼れず、機械換気の設計が重要
■ 室内干し中心 → 湿度センサー連動換気と乾燥設備の連携が必要
■ 花粉症・喘息 → 高性能フィルター付きの第一種換気が効果的
■ ペットを飼っている → 排気位置を工夫して臭気をため込まない工夫が必須
■ 在宅ワーク中心 → CO2濃度と室温を一定に保てる制御型換気が快適性に直結
リビング・寝室・脱衣所・収納・階段・吹き抜け――
すべての空間で「空気がどう入って、どこに抜けるか」を考えた上で設計するのがLIGhomeの方針です。
■LIGhomeがご提案する“空気まで設計する家”
私たちがご提案するのは、単なる設備選びではありません。
「空気をどう扱うか」を家全体の設計に組み込んだ、“空気の動線設計”です。
■ 第一種換気を使って温度を逃さず換気
■ 高性能フィルターで花粉・PM2.5を大幅にカット
■ 空間ごとの空気の流れを分ける「ゾーニング換気」
■ 湿気がたまりやすい洗面や収納には排気口を設置
■ 就寝中も静かに稼働できる低騒音設計
■ 空気の“滞留ポイント”をなくすための天井高さと吹き抜け制御
こうした細かな配慮を積み重ねることで、「住んでから不調になる家」ではなく、
「毎日が元気になる家」が実現できます。
■まとめ｜見えない“空気”を制すことが、家族の健康を守る
■ 換気不足は“カビ・湿気”だけでなく、“体調不良”という形で現れる
■ 咳、頭痛、集中力低下、だるさ…すべて空気が原因の可能性がある
■ 住まいの空気をコントロールするには“流れの設計”が必須
■ LIGhomeでは、換気方式＋空気の通り道を組み込んだ設計を実施
■ 健康で快適な暮らしのために、まず「空気を疑う」ことから始めませんか？
