
こんにちは、リグホームの三浦です。
「キッチンが使いにくい…」という悩みの中には、
収納や動線以前に“通路の幅”が影響しているケースがあります。
特に共働き家庭では、
「朝、夫婦がキッチンですれ違うときにぶつかる」
「後ろを通られると、イラッとする」
といった“ちょっとした不快感”が積み重なり、
日々のストレスに繋がってしまうことも。
この記事では、家事効率だけでなく夫婦の関係にも影響する
「キッチン通路幅設計」のリアルな落とし穴と、LIGhomeの考え方をご紹介します。
✅よく聞く悩み・不満点

「毎朝、子どもと夫が同時に来てぶつかる」
「料理中に背後を通られてストレス」
「食洗機を開けたら通れない」
「冷蔵庫が開ききらない」…
こうした声は、キッチンのプランを見直すことで解消できますが、
実際は「図面上では気づきにくい」ことが多いのが現実です。
その原因は…
- ■図面上では通れるように見えても、実際は狭い
- ■2人以上で使う想定がされていない
- ■冷蔵庫や食洗機の開閉、後ろの動線が反映されていない
実際に暮らし始めてから「こんなに窮屈だったとは…」と後悔する方も少なくありません。
✅背景にある誤解・落とし穴

図面の“数字”と“体感”は違う
- 図面上では900mmと記載されていても、
- ■キッチンの取っ手の出っ張り
- ■食洗機の開閉スペース
- ■背面収納の出幅
- ■足元のゴミ箱やマット
などを加味すると、実質的な可動スペースは700mm以下になることも。
この数十センチの差が、日常のストレスに大きく影響します。
よくある誤解とリスク
- ■「900mmあれば広いと思っていた」→実際はすれ違えない
- ■「アイランドキッチンなら広いはず」→両側の動線が逆に狭くなることも
- ■「子どもが通っても危なくないはず」→加熱中のすれ違いでやけどリスク
「広ければいい」ではなく、「暮らしの動きに沿った幅」が重要なのです。
✅選択肢と比較・LIGhomeの提案
LIGhomeでは、単なる数値設計ではなく
「実際の使い方」と「人の動き」からキッチン設計を考えます。
他社との違い・選択肢比較
- ■他社:図面上の“平均寸法”を優先(900mmが基準)
■LIGhome:家族構成・使い方・身長・動線すべてに合わせて微調整 - ■他社:パントリーや収納を優先しがち
■LIGhome:すれ違い・冷蔵庫開閉・動きのクセを優先して配置
実際に「これだけで毎朝のイライラがなくなった」と言われるのは、
たった100mmの調整だったりします。
LIGhomeの考え方・実例紹介
あるご夫婦は、当初「850mmでいいですよ」とおっしゃっていましたが、
実際に間取りをシミュレーションし、通路幅を「1050mm」に変更。
すると…
- ■冷蔵庫の前で夫とすれ違ってもぶつからない
- ■料理中に子どもが後ろを通っても気にならない
- ■お互い気を遣わなくて済む
という「空気の良いキッチン」になったのです。
「たかが通路幅、されど通路幅」。
それだけで家族の雰囲気が変わると感じました。
✅“ワンオペ目線”だけでつくったキッチン、後悔の理由とは?
「キッチンは私しか使わないから、通路は狭くてOKです」
「夫は料理しないし、動線は自分優先でいいです」
そんな風に“ワンオペ目線”で設計した奥さまが、
実際に住んでから「失敗した…」と感じるケースが意外と多いんです。
実は、共働き家庭ほど“自分だけが使う時間”が減っていくもの。
家事を手伝う夫、配膳をする子ども、夜間に水を取りに来る家族──
意図しない「複数人キッチン」がストレスになる原因をつくってしまいます。
後悔の具体例
- ■通路が狭くて夫婦でぶつかる
- ■冷蔵庫前がふさがり動けない
- ■配膳時にすれ違えず一時停止
- ■子どもが「通れない!」と怒る
「自分しか使わない」と思って設計した場所が、
実際には“共有スペース”だった──このズレが後悔を生むのです。
✅LIGhomeが実践する“暮らしの再現設計”
LIGhomeでは、ヒアリングで「誰が・いつ・どんな風に」使うかを具体的に聞き出し、
その動きを図面上に再現してから設計を始めます。
例えば…
- ■平日朝:夫婦+子どもで同時利用あり
- ■休日:夫が料理/子どもは横で宿題
- ■夕方:配膳と洗い物が重なる
- こうした情報をもとに、
- ■冷蔵庫前の回遊動線
- ■食洗機の開閉角度
- ■すれ違い頻度
までを実測で検討します。
「広くしたら関係性もラクになった」
そんな言葉をもらえるキッチンが、私たちの理想です。
✅まとめ・次アクション
- ■キッチンの通路幅は“見た目”より“動き”が大事
- ■ワンオペ前提の設計では暮らしにズレが生じる
- ■通路幅で家事効率も夫婦関係も変わる
- ■LIGhomeでは、家族構成と暮らし方から寸法を再設計
- ■たった100mmの差が“空気の良さ”を生む
「少し狭いけど、大丈夫だろう」
その妥協が、毎日の不快感や“すれ違い”の種になるかもしれません。
LIGhomeでは、動きと人の関係を見える化してから、
後悔のない寸法設計をご提案します。
まずは「今のキッチン、どう使ってる?」を見つめることから始めましょう。
