
こんにちは、リグホームの三浦です。
寝苦しい夜が続く真夏。冷房や扇風機の工夫、アイス枕や通気性の良い寝具など、みなさんも様々な対策をされていると思います。でもその中に、実は“逆効果”な習慣があるとしたら──?
今回は「快眠を妨げる夏のNG習慣3選」と、「湿気が気になる時期にこそ知っておきたい“カビ対策建材”の最新事情」をまとめてご紹介します。
季節と暮らしに寄り添う、今こそ見直しておきたい2つの視点。
あなたの住まいと体調管理のヒントになれば嬉しいです。
✅快眠を妨げる“夏のNG習慣”3選

- ■風鈴を寝室に飾る
「チリンチリン…」という涼しげな音色。夏らしい風情ではありますが、実は睡眠にとって“騒音”になっている可能性があります。 - 人が心地よく眠れる音のレベルは約40デシベル以下と言われており、風鈴はその倍近く(約65デシベル)。しかも“間欠的な音”は連続音よりも覚醒しやすく、眠りを浅くしてしまうのです。
- リビングなどくつろぎスペースに飾るのはOKですが、寝室は音に敏感な環境。静寂を優先してみてください。
- ■裸で寝る
「暑くてつい…」という気持ち、よくわかります。ただ、裸寝は汗が蒸発しづらく、逆に体温調整を邪魔してしまうことも。冷房で体が冷えやすくなり、夜中に目覚める“中途覚醒”の原因にもなり得ます。 - おすすめは、麻や綿、シルクなどの天然素材で、汗を吸ってすぐ乾くタイプのパジャマ。肌に一番触れる部分だからこそ、睡眠の質を左右する重要なポイントです。
- ■シャワーだけで済ませる
夏はつい「シャワーだけでいいや」となりがちですが、それがかえって体の“冷え”を蓄積させ、自律神経のバランスを崩す原因に。 - ぬるめ(38〜40℃)のお湯にゆったり10分浸かるだけで、副交感神経が優位になり、ぐっすり眠れるスイッチが入ります。
浴槽に入るのが億劫なときは、足湯だけでも効果あり。「夏こそ温める」が快眠のカギです。
✅夏の住まいで気をつけたい“カビ”と建材の話

夏は湿気が多く、カビも発生しやすい時期。住まいの設備や素材選びで“カビに強い家”をつくることは、実はとても身近な工夫で実現できます。
■水まわり設備のカビ対策
- ●システムバス
・排水口にヘアキャッチャー+防カビ素材を採用
・床や壁も乾きやすく、凹凸の少ない形状に進化
・取り外せるカウンターで裏側の掃除もラクに - ●洗面台
・排水口の縁をなくして、ぬめり予防
・水栓まわりの水溜まりを防ぐ設計が主流
・継ぎ目のない一体型ボウルで掃除も簡単 - ●トイレ
・フチなし便器が標準に
・除菌水やイオンで汚れを抑制するモデルも登場 - ■湿気に強い内装・建材
・漆喰・珪藻土・調湿壁材(壁紙含む)が人気
・湿度調整+消臭効果もあるクローゼット内装材
・ランマ付きドアやルーバー建具で“風通し”を確保
日々の掃除や換気だけでは防げない“見えない湿気”には、こうした機能性建材の力がとても頼りになります。
✅LIGhomeの設計目線|採用実例と考え方
私たちLIGhomeでは、家の間取り提案や設備選定時に「目に見える快適さ」だけでなく、「目に見えないトラブルの予防」まで視野に入れたご提案を大切にしています。
たとえば…
- ■洗面台は“掃除しやすさ”と“水はけ”を重視
- ■浴室は“乾きやすい床材”と“カビを生まない構造”を標準化
- ■トイレは“除菌・清掃性”の高いメーカー商品を推奨
- ■クローゼットは“湿気と臭い”の可視化を意識して提案
「毎日の暮らしの中で“あれ、ここカビてる?”と気づく前に防ぐ」。これが本当の意味での“住宅性能”ではないかと思います。
✅まとめ|今日からできる暮らしの工夫
■快眠を妨げる夏のNG習慣は次の3つ
- ①風鈴を寝室に飾る
- ②裸で寝る
- ③シャワーだけで済ます
- ■建材・設備選びでも“カビにくい家”を実現できる
- ■住んでから後悔しないために、見えない性能も大切
「うちは大丈夫かな?」と少しでも気になった方へ
実際の設備や建材は、ショールームで触れてみると違いがよく分かります。「家づくりはまだ先だけど…」という方も、気軽に見学してみてくださいね。
LIGhomeでは、暮らしの悩みも含めて“聞くだけ相談”を随時受付中です。
まずは一歩、お気軽にご相談ください。
