
こんにちは、リグホームの三浦です。
「子どもがいると、毎日がカオスなんです…」
これは、以前担当した小牧市の30代ご夫婦が最初に口にされた言葉です。
玄関には上靴とランドセル、リビングにはおもちゃと洗濯物、ダイニングテーブルには保育園からのプリント。
「どこに何を戻すかが決まってない。何を片付ければ整うのか、もう分からない…」
そう語っていたご家族も、今では「毎日が少し楽になった気がします」と笑顔で話してくださいます。
その理由は、「収納を増やした」わけではなく、家族の暮らしに合った収納動線に設計し直したから。
今回はそんな“がんばらないのに片付く家”をつくるための設計のヒントをお届けします。
✅片付けストレスは“性格”じゃなく“構造”で起きている

【画像①】
・alt属性:片付かないリビングに悩む共働き家庭のイメージ写真
・ファイル名:messy-living-komaki.jpg
「どうして私は片付けられないんだろう…」
「夫も子どもも協力してくれない」
そんな声、たくさん聞いてきました。
でもそれ、性格の問題じゃなく「家の仕組み」のせいかもしれません。
なぜ起きやすいのか?
■ 玄関横にランドセルや上着の収納がない
→ 子どもがリビングにポイッと投げ出す
■ 郵便物や書類の一時置き場がない
→ 食卓に書類がどんどん溜まっていく
■ 洗面と洗濯収納がバラバラ
→ 干した服をいちいち取りにいくのが面倒
よくある誤解とリスク
「とにかく収納量を増やせばいい」
「広ければ散らからないはず」
――このような考えが、実は落とし穴です。
散らかる家は「収納の“量”ではなく“配置とタイミング”」に問題があることが多いのです。
✅行動に合わせて「止める収納」をつくる

設計士としていつも大切にしているのが、“家族の動線に合った収納”です。
ある時、施主の奥さまにこう聞かれました。
「収納って、やっぱり“広ければ良い”ってわけじゃないんですか?」
私たちは「広さよりも“動線上にあること”が大事なんです」とお伝えしました。
その後、奥さまが笑ってこう言いました。
「たしかに…実家のウォークインクローゼット、広いけど全然使ってなかったかも(笑)」
私たちが意識するのは、“動線の途中にある収納=人が通るルート上にある収納”です。
選択肢の違いと設計の意味
■ シューズクロークにランドセル棚+上着用ハンガー
→ 子どもが自然と片付けられる“流れ”を設計
■ 玄関横にただいまカウンター
→ 書類や郵便物をとりあえず置けるスペース
■ リビング裏に“家族ボックス”を設置
→ 一時避難で視界のストレスをなくす
こうした工夫で、「がんばらずに整う家」が実現します。
✅洗濯動線とファミリークローゼットを一体化する
家事動線が効率的かどうかは、家の快適性を大きく左右します。
特に共働きの方には、“洗う→干す→しまう”が一気通貫で完結する設計が人気です。
LIGhomeの考え方・提案・実例
■ 洗面脱衣室→室内干しスペース→ファミクロ
→ 回遊動線で洗濯のストレスを最小化
■ 子どもが自分で服を取りに行ける配置
→ 「ママ〜服どこ?」が激減
これだけで家事の負担は30〜40%減る体感、という方も少なくありません。
✅収納に関するよくある質問と回答
Q. 土間収納ってみんな付けてるけど、実際使ってる?
A. 「なんとなく作った土間収納」はほぼ使われません。目的と動線が合ってないからです。
逆に、「上着・通学道具を置くため」と決めて設計すれば、毎日使うスペースになります。
Q. 子どもが片付けてくれるようになるんですか?
A. 収納の高さ・場所・視認性が合っていれば、子どもは“意外と自分でやれる”ことが多いです。
「届かない・見えない・分かりにくい」が“片付けない”原因になることが多いです。
✅まとめ・次アクション
記事の要点整理
- ■ 散らかる原因は性格ではなく“収納の配置ズレ”
- ■ 家族の行動に合わせた収納設計が大切
- ■ ただいまカウンターや家族ボックスがカギ
- ■ 洗濯動線を一体化すると共働きでもラクに
- ■ LIGhomeは“整える努力をしなくていい家”を提案
相談してみたくなる自然な導線
「うちって、何が原因で片付かないんだろう?」
そんな悩みを感じたら、ぜひ私たちにお聞かせください。
LIGhomeでは、“がんばらなくても整う家”を、家族ごとに丁寧に設計しています。
お気軽にご相談ください。 お待ちしております。