こんにちは。リグホーム設計 インテリア担当の神野です。
本日は、**「いい土地の見分け方」と「土地に関する基本知識」**についてお話ししてみたいと思います。
家づくりの最初の一歩、それは「土地選び」
「家を建てよう」と思ったとき、ほとんどの方がまず悩まれるのが土地選びです。
リグホームでも、土地から探しているというご相談を多くいただきます。
■ お子さまの学区を変えたくない
■ 駅までのアクセスを重視したい
■ 実家の近くに住みたい
■ 将来的な資産価値を考慮したい
どれも大切なポイントですし、それぞれのご家族の“暮らし方”に直結する条件でもあります。
ですが、それだけではなく、実は**「建築コスト」や「プランの自由度」**にも大きく関わってくる要素がいくつかあるんです。
今日は、そんな“見落とされがちだけど大事な土地のチェックポイント”を、設計目線で少しだけご紹介できればと思います。
なぜ土地の条件が重要なのか?
土地というのは、単に「建てる場所」ではなく、
その後の家づくりにさまざまな影響を及ぼす**“土台そのもの”**です。
例えば、同じような広さの土地でも…
✅ 上下水道の引き込みがある土地とない土地
✅ 高低差がある土地と平坦な土地
✅ 周囲との境界がはっきりしている土地と、曖昧な土地
これらによって、付帯工事費が大きく変わってくることがあります。
付帯工事に予算がかかりすぎると、そのぶん建物本体や内装、設備にかけられる予算が減ってしまうことに…。
だからこそ、「できるだけ余分な工事が少なくてすむ土地」を見極めることが、家づくりの成功に繋がるんです。
設計担当が実際にチェックしている土地のポイント
ここでは、私が実際にプランニング前に確認しているチェック項目をいくつかご紹介します。
✅ 水道の引き込みがあるか?
新しい土地でも、必ずしも水道が敷地内まで引き込まれているとは限りません。
もし水道の引き込みがなければ、新たに道路を掘削して引き込む工事が必要となり、数十万円以上の追加費用がかかることもあります。
✅ ガスの種別(都市ガス or プロパンガス)
ガスの引き込みがあるかどうかに加え、都市ガスかプロパンガスかも大切なチェックポイント。
プロパンガスは設備費や使用料がやや高くなるため、ランニングコストにも影響します。
✅ 土地の高低差はどれくらいあるか?
前面道路よりも土地が高い、または低い場合、擁壁(ようへき)や土留め工事が必要になります。
これも費用としては大きく、場合によっては建築許可の制限がかかることもあるため注意が必要です。
✅ 隣地との境界ブロックは?
既存のブロック塀がある場合、その高さ・段数・状態を見ておきます。
例えば、再利用できるかどうか、壊して作り直す必要があるかによっても外構費用が大きく変わります。
✅ 越境物があるか?
お隣の屋根やカーポート、植栽などが**境界線を超えてきている(=越境)**場合、
将来的なトラブルにつながる可能性もあります。
境界確定や覚書などで処理できることもありますが、購入前に把握しておくことがとても大切です。
土地の見た目だけで判断しないでください
実際、「広くて平らで安い!」と思っても、見えない部分にコストが潜んでいるケースは多々あります。
反対に、一見条件が厳しそうな土地でも、既存設備が整っていてコスパがよいことも。
だからこそ、「家を建てること」を前提にした目線で土地を見てみることがとても大切です。
リグホームなら土地探しからお手伝いできます
リグホームは、注文住宅だけでなく、フランチャイズ展開でハウスドゥを3店舗運営しています。
そのため、不動産仲介の知識と注文住宅の視点、両方の立場からお客様の土地選びをサポートできます。
■ 土地を見に行ったけれど、何を見ればいいかわからない
■ 気になる土地があるけれど、建てられるかどうか不安
■ 土地探しをプロに一緒に手伝ってほしい
そんなときは、ぜひリグホームにご相談ください。
設計担当・不動産担当・コーディネーターが連携して、家づくりの“最初の一歩”を丁寧にご案内します。
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リグホームでは、これから家づくりを始める方向けに無料相談会や勉強会を実施しています。
土地探し・資金計画・間取りの考え方など、どんなことでもご相談いただけます。
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